■サンディル・ウェンドーラ

正当な賢者であり、クライセンの父親。
アンミールの魔法使いからは特別視され、生きた教本と尊敬されている。
白髪白髭の年寄りなのだが好奇心が旺盛。研究が行き過ぎてしまうこともあり、そうなると世界レベルの問題を引き起こしてしまう。
人懐こく穏やかで、クライセンを信頼し、ティシラとマルシオのことも我が子のように可愛がる。


■ジン

ウェンドーラの屋敷に住み着いている猫。長年魔法王の傍にいたために強い魔力が宿り、百年以上生きており、今も元気に暴れている。
気性が荒く、拾い主であるサンディル以外には懐かない。ティシラとは相性が悪く、マルシオの事は下僕だと思っている。


■エスカ・ヤノル

ウェンドーラの屋敷で階段の役目を持つ双頭の鷹。元は別々の体だったのだが、神聖なる力を宿すウェンドーラの森に住み着き、縄張り争いを始めた。同じ意志を持つ者同士の殺し合いは無益と、見兼ねたクライセンに一つに纏められてしまった。



■メディテラウス・ウェンドーラ

記憶を失くしてヴィゼルグで彷徨っていたティシラの前に現れた謎の吸血鬼。
自称「魔族と人間のハーフ」であり、「未来の六代目聖魔法王」。
ティシラを人間界へ導いた後は姿を消し、結局何者なのかは未だ不明のまま。
意地悪で根性曲がりの変態。