読んでくださってありがとうございました。 ■ラスト おちたのかおちてないのか・・・ 解決はしてるので、こんなものでいいかなと思ったんですが。 そして未だ謎が残ったまま。 武流はいつまでも謎です。そのうち牙落刀は余計に謎めいてしまい。他の謎は入れるところがないのや、説明するアテがないのでそのままにしました。今回の流れで、なんとなくこんなかなーっていうのは想像できるんじゃないかと・・・。 自分的には、才戯とりんはくっついて、暗簾とも仲良しで過ごしますという話でした。 りんが盗賊に襲われてからの話、何度も書き直したんですが、まだ不安なままです。一応これがベストかな(いくつかあるパターンの中では)と思ってはいるのですが、尻つぼみになってるかも・・・ でもりんが何もしないのもアレだし、かといってめっちゃ強かったらおかしくなるし・・・まあいいか、たぶん。 ■ラブシーン まったくなし。 いつものことです。 なんかする必要があるなら書きますが・・・サービス悪くてすみません。 キスくらいしてもよさそうな場面もありましたが、才戯は少しずつ進展というのは不可能なんです。野獣なので一度スイッチ入ったら、相手を気遣って途中でやめるなんて器用なことができません。だからノータッチです。 茉はこの後すっかりいい子になって、ちょっと気が弱い手下の一人と幸せになったそうです。 忘れたころに才戯と錆介は再会して世間話をしたとか。その頃の才戯はいいオッサンになってることでしょう。 ところで、りんに才戯よりも先に着物や小物をあげてて、一番ヤバイところで助けてくれたのは暗簾では? という疑問があるのかないのか分かりませんが、一応語る。 今の暗簾は15歳の少年な上、平均より背も低くて童顔な設定です。会話の中以外では特別に強調はしていませんが。なので、暗簾より明らかに年上なりんが彼をそういう対象として意識しません。りんにショタ趣味があるなら別ですが。イメージではりんより暗簾の方がチビだったりしますし。 その上りんは、元が樹燐なのでインスピレーションで恋愛します。どっちに行った方が得だとかそんな計算することもないので、「好きな人の友達(もしくは弟)的存在」をそういう目で見ることはありません。 逆に、暗簾は利口なので、りん(樹燐)みたなしんどい女にヘタに手を出そうなんて考えませんので、この二人がどうこうということは、基本はないです。 それから、子孫と生まれ変わりですが、別ものですよね。 才戯は磨陀利の生まれ変わりのような言い方をされていますが、その辺は微妙です。牙落刀のこともあるので、ここでは謎明かしはしないでおきます。今後やるかは決めてないですが。 それからそれから、この話での才戯とりんの将来。 私的な二人の今後。 幸せに暮らしたのは確かだが、りんはまっとうな「生きた人間」ではないので、そのうち魂?の力が弱っていって、だんだんよく眠るようになって、静かに動かなくなる。才戯は不透明な責任感とかを抱いて、生きる気力を失くして、後を追うように原因不明の死を遂げる…なんて想像をしています。その流れでいくと、りんに妊娠出産する(子を残して育てる)体力も能力もなさそうなので、二人の間に子供ができることはないと思います。 悲しいですけど、来世でまた二人は会うはずなので、そのときに堂々と恋愛してくれるんじゃないでしょうか。 暗簾はそのときは悲しみつつ、なんだかんだで長生きすると思います。後追いするような性格じゃないし。 その想像は抜きにして、生きているうちに才戯とりんがどんな仕事してどんな生活したのかはイメージしてます。それも最後に少し書こうと思ったんですが、締まりが悪くなるのでやめました。 これの続きを書く予定はないので、ご想像にお任せいたします。 それと、これは全部に共通することですが、麻倉家がどんな家なのかも考えてます。地主だ大店だのとしか書いてないからかなり漠然としたままですよね・・・この辺もそのうち。 ・独立 意味不明でごめんなさい。 前書きにも書いていますが、「桜迷図」とは切り離して読んで欲しいということです。 桜と凛が分かれているように、いろんな方向への結末があります。 今回のはあくまでも「才戯と樹燐が人間界でくっつくバージョン」、「才戯と暗簾が人間界でうまく(大人しく)人間として生きていくバージョン」です。 なので今回は祠も牙落刀も消えてしまいましたが、次に違う話を書くことになったら、これの続きじゃない限り祠も牙落刀も存在し、樹燐は死んでなくて、りんという女性はいないことになります。 私の脳内だと他に、「今生では才戯と樹燐は残念ながらくっつかない(ラブコメ)」、とか、「才戯と暗簾はやっぱりじっとしていられないでなんやかんや事件を起こして奇妙な存在になる(FT寄り)」、とか、「樹燐抜きで二人が人間と関わって歩み寄る話(現代?FT風)」、など、妄想は果てしないです。 ■その他、いろいろ。 才戯と暗簾がやたら仲良しになってしまいましたが、同じ立場っていうのがネックになってます。 妖怪だった頃は他にも、友達のようなそうでもないような人は何人かいました。 そもそも暗簾と才戯は顔を合わせるたびに喧嘩してたわけではなく、特に用がないときは普通に話していた仲です。ちなみに、虚空もです。虚空は愛想が悪いので長居することはなかったのですが、その辺で会ったときは適当に会話してました。 そういうの含めて、いつか奴らの妖怪の頃のちょっとした話も書きたいと思ってます。 地味に珠烙を出しました。普段は武神やってます。裏的な設定では、実は女をはべらかして遊び呆けるのが好きな酒池肉林野郎です。ガキの癖に。 どこかにも書いていましたが、樹燐とは気の合ういいお友達、というか、いじめっ子同士でよくつるんでイタズラしてた仲です。悪い人ではありません。 雅螺。どうなったんだろう。何かしら罰は受けたと思いますが、樹燐のことがあるので無碍に殺されたってことはないでしょう。 樹燐と雅螺のことで、天上界に少しだけ影響があったようです。少しだけですが。一部の人が考え方を変えたとか、その程度。 鎖真と玲紗。 現時点ではこの二人をくっつける予定はないです。 二人はモテない雰囲気出してますが、ただ理想が高いだけで本当は選り取り見取り。だからそんなに焦ってません。 どっちかが本気で結婚迫ったらあっさりしそう。でも「手短に身近なところで手を打った」と言われるのは癪な人たちなので、二人の仲が進展する可能性は低いです。 音耶。 樹燐って子供や弱者には優しいはずなのに、どうして音耶のことは虐めるのか。 結果から言いますと、音耶が弱者ではないからです。 仕事が捌けなくて周囲にバカにされ気味ですが、地獄の仕事は物凄い量と質なんです。音耶の父もギリギリでやってましたし、そう簡単に攻略できることではありません。しかも所謂「重要な個人情報」を扱う機関なので、あまり人に手伝ってもらうこともできないし、罪人を正しく裁くという重い役職なので、物事を冷静かつ平等に判断する賢さや人格が求められます。 一応音耶は、無理やりとは言え、それに相応しいと認められた「偉い人」なので、客観的にはかなり能力は高いのです。ただ、まだ追いついていないというだけで。気弱な性格も原因の一つではありますが。 でもその椅子に座ったからには「できない」は通用しないので、周りから厳しくされてしまっているだけです。可哀想っちゃ可哀想ですけど。父親が隠居しつつもまだ仕事を手伝える状況なのは救いになってます。いつかきっとバカにされない閻魔様になるはずです。 話に入れられない設定が多くてすみません。 対象年齢について。 今回の話って、全体的にソフトなのかハードなのかも微妙です。 基本は、ただ才戯がやりたいだけの話(失礼)なんですが、才戯と樹燐の過去は重苦しいし、暗簾もなんだかんだで複雑だし、茉は最低だし。 しかも妙に宗教臭いというか、オカルトというかカルトというか、難解でキモいエピソードもさらっとあったりで。 最初は、「なんか怪しい大人の事情が絡んでるのでやりたくてもやれないけどどうにかしてやりたい」って感じだったので「大人向け」にしようと思ってました。一応ドロドロの部分もはじめから入れるつもりだったんですが、暴力や殺人や強姦、宗教絡みの部分はそんなに事細かに描写しなければいいかなと考えてて、でも書いてていざその部分に入ったら、変に遠まわしにするわけにもいかないなーということになりまして。そんなことをまとめて結局「PG-12」にしました。 PG-12は12歳未満は禁止ってことではなく、12歳未満でも読んでいいけど、ちょっと刺激が強いしあんまり楽しくないかもよ、と解釈しています。この話は「それはマズいだろう」という展開もありますが、基本はいいことと悪いことの区別はしてるし、悪いことしたらバチが当たるんだよというオチなので、教育に悪いってほどではないだろうと思ってます。差別的な発言もありますが、差別用語は避けてますし(臨場感を出すためにほんとは使いたいですけど・・・)。 で、「大人向け」っていうと、私はついレディコミとか昼ドラ並みのドロ沼えろちっく劇場を想像してしまうのですが、若い人には理解しにくい話っていうものも含まれているようなんですね。「性」が絡んでるものがほとんどだとは思うのですが。 凛も性的なものが絡んでるのは確かですが、そこそこ爽やかな空気もある(と自分では思う)ので、「大人向け」は使いたくありませんでした。爽やか・・・ですよね? だって、プラトニックですよ? 百戦錬磨の男女がお互いに相手を思いやりながら順序を踏んでちょっとずつ心を開いていくお話なんですよ。ケータイ小説顔負けですよ(ごめんなさい)。 では、今回は以上です。 はっきりとくっついたカップルがいただけ快挙だと自分で思ってます(笑 お付き合いくださりありがとうございました。 これからもよろしくお願いいたします! |